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チャンス追求型の大阪人の話

2015.10.15 | 
リッチ・シェフレン
ナビゲーターの中谷です。

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知り合いの経営者に何枚も名刺を持ち歩き、飲食店・営業会社・不動産会社・オンラインショップ会社を持っている人がいます。

外側から見れば、多くの会社を経営する実業家という所だと思うんですが、お金も時間も忙しそうな印象。確かにそれぞれに利益は出ているようですが、そんなに大きくない会社なのに事業展開が多すぎるんじゃ・・・



と、話を聞くとやっぱり各会社の利益はそんなに出てなかった、というより1社の赤字を埋めるために他の会社の利益が食われている?まだ実業を初めて間もない起業家も陥りやすいけど、事業を既に長くやっている経営者にも陥りやすいチャンス追求型。本当にあなたが今やるべきことは、新しい事業を起こすことではなく、何の事業をやめるか?ということを考えるべきかもしれません、、、

あなたが本当にチャンス追求型じゃないかどうかをチェックしてみてください。(※チャンス追求型はマニフェストの一大テーマでしたよね?)

 

「なんかエエ話ない?」


代表的なチャンス追求型の経営者の台詞はこんな感じですね。

「なんかエエ話ない?」

標準語で言うと「なにかイイ話ない?」ですか?こういう台詞を言ってる経営者はチャンス追求型です。もう完全に間違いなくチャンス追求型です(笑)

そこでなにか羽振りの良い話が出てきたらおしまいですね。その経営者は根掘り葉掘り話を聞き出してきます。「エエな!それエエな!」こんな感じでノリノリになって、後から色々とその話題について調べ上げます。そして、、、数ヶ月もしないうちに市場に参入します。。。フットワークの軽さを存分に活かしてガンガン攻めるタイプの経営者に多いですね。2個も3個も事業を抱えてバリバリ働くんですが、なかなか結果に結びつかない。

まぁ、当たり前ですね。パワーが分散してしまっているので、成果を出そうにもリソース不足になってしまいます。あっちもこっちも手を出してしまっているので追いつかない。結局、どの事業も中途半端なままでまた言い出します。
「なんかエエ話ない?」

 

「うまくいったらな…儲かるで」


チャンス追求型の経営者がよく使う台詞のもう一つはこんな感じ。

「うまくいったらな…儲かるで」

どっかで聞きつけてきた儲かりそうな話について語り出すんですが、その時の台詞がうまくいった場合を仮定にしてるパターン。

うまくいったらって、そらうまくいったら儲かるでしょうね!うまくいってるのに儲からないなんてあり得ないですからね!って言いたいのをぐっとこらえたことが何度あることか(笑)もう、支離滅裂ですね。宝くじを買った人でも同じようなことを言えるんじゃないです?

結局、誰かが儲かった話の上辺だけを聞いて、儲かった要素とかを特に分析することもなく市場に参入します。で、最初のパターンと一緒で、ひたすら自分が働きまくり、リソースが不足してきて終了チーンです。次に会った時に言う台詞はコレです。

「アレな、アカンかったわ。」

 

「FXが儲かるらしいわ」


ちょっと情報通のチャンス追求型の経営者が言うのがコレ。

「FXが儲かるらしいわ」

コレは別にFXが儲かるかどうかという問題ではないです。FXの部分は他の投資話に置き換えてもらったら良いと思います。要は、「REITが儲かるらしいわ」とか「ランドバンキングが儲かるらしいわ」とか「バイナリーオプションが儲かるらしいわ」とか、、、言い出したらキリがないんですが、そういった話に飛びつくことが問題のタイプですね。

僕の周りにはこれらの投資で爆発的に稼いでる人達もいます。でも、正直言ってそういう人達は、やっぱりプロとしてめちゃくちゃ研究してますね。プロはコストをかけて勉強した上で参入してるんですけど、チャンス追求型の経営者はそうじゃない。とりあえず証拠金を用意したら、とにかくやってみるみたいな乱暴なやり方なので、例によって失敗します。

それだけのお金があったら、もっと本業で色々できたんちゃうのっていうぐらいの額を溶かして失います(笑)そして言う台詞がコチラ。
「投資は博打と一緒やからアカンわ」

 

一発ドカンを狙ってる


こんな台詞を言ってるチャンス追求型の経営者の共通点は「一発ドカンを狙ってる」ってところじゃないかと思います。でも、それってまさしく博打みたいなもので、ビジネスとは言えないですよね。

リッチはそういったチャンス追求型の経営者で成功している人を見たことがないと言っています。たとえ一瞬うまくいったように見えたとしても、それはマグレなので再現性がない。そうすると次がないんですね。

でも、一発ドカンと行ってしまうと金遣いも荒くなってたりして結構早いスピードでお金が無くなっていく。だから、それなりにお金は持ってたりするので次々に、それこそチャンスにお金を突っ込むんですが当たることはないわけです。そうやって次第に手に入れたお金を他のチャンスにつぎ込んで、再浮上することなく沈んでいくのもチャンス追求型の特徴です。バブルの時にお金をバーンと稼いだ経営者の方に多かったんじゃないかと思います。

 

チャンス追求型には戦略がない


結局のところ行き着くのは、リッチの言うようにチャンス追求型の経営者には戦略がないのが共通点としてあります。長期的な計画が一切なく、あったとしても何の根拠もないような適当な目標数値があるぐらいじゃないかと思います。

何年後に売上何億円で10年後には数十億円で、みたいな数字だけの目標が掲げられてる。理念とかビジョンとかもなく、ただ儲けるにはどうしたら良いか、いつになったら儲けられるのかみたいなのを追い続けているタイプです。

あなたがもし今回挙げたケースにズバリ当てはまっていたり、イタタって思うことがあったりするなら、あなたはチャンス追求型の経営者である可能性が高いです。それは正直マズい傾向なので、リッチの言う戦略的起業家や真の起業家というものを目指していただければと思います。

リッチは成功する経営者の共通項は戦略的起業家であることと言っているので、あなたが戦略的起業家を目指すことを決めることが、ビジネス成功へのまずは一歩だと思いますね。

あなたにはチャンス追求型の傾向はありませんでしたか?

中谷佳正

PS.
「チャンス追求型と戦略型の起業家」というコンセプトを理解し
あなたも戦略型に生まれ変わりましょう。
https://www.strategicprofits.jp/spim/

リッチシェフレン
リッチ・シェフレン

グーグル、ヤフー、マイクロソフトなど、大手インターネット関連企業へのコンサルティングを行うネットマーケティングの第一人者。ビジネス戦略の構築を得意とする起業家で、マーケティングの世界で巨人と言われているダン・ケネディ、ジェイ・エイブラハムたちとパートナーシップを取り、指導を行っている。そんな経歴からリッチはグルズ・グル(Guru’s Guru = 先生たちの先生)と呼ばれる。

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