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ビジネスでは努力でAは取れない

2016.5.26 | ,
リッチ・シェフレン
ナビゲーターの中谷です。

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先日。
たまたまある経営者会に参加することになりました。
40名以上ほとんどの経営者が初対面、、、と思いきや。
10名くらいの方が僕のことを知っていると、初めて会った気がしないと言って親しげに話しをしてくれていました。。。



リッチのナビゲーター・・・恐るべしですね(笑)
僕と直接、お会いしたり、お話しさせていただいた方はご存知だと思いますが
僕は比較的、日本的な考え方が好きな傾向にあります。だから、欧米的な成果さえ出ればOKだろ?的な成果主義みたいなのは、あんまり好きじゃないです。

それは成果は出るが、組織がまとまらない考え方が欧米にはあるのを感じているからです。組織がまとまらなければ、心理的にも成果的も長期的に見れば安定しないと感じる部分があるからです、、、
ただ、ビジネスをする経営者にとって日本的な考え方で、過程が大切だから「努力」をしていればそのビジネスパーソンの評価は高いのか?
その会社の社会的価値は高いのか?という事であれば、それはかなり危険だなと感じます。なぜなら・・・


ビジネスでは努力でAは取れない


リッチは、大半の起業家は「やりたいと思いさえすれば、どんなビジネスでも成功できる。という間違った仮説を教えられてきた。」と言ってます。これは欧米での例を挙げてるように思いますが、日本でも同じですね。努力をすれば報われる、みたいな考え方をしている人がとにかく多い。日本での学校教育は基本的に組織で使われる人を育てることを目的にカリキュラムが組まれているので、言われたことをやり続けるよう頭に刷り込まれてます、、、

やってることに疑いを持たずに、努力することは美しいと思い込ませて、ひたすら働き続ける人材を生み出そうと考えられています。日本人はそんな教育を受けてきたので、ビジネスがうまくいってなくても、いつかは報われると思って努力をし続けてしまうような起業家が多い気がします。

でも、リッチも言ってますが、ビジネスでは努力でAは取れません。あなたがどんなに努力したとしても関係なくて、ただ「成果に基づいて報酬が支払われる」というのが現実です。つまり、あなたの成果のでない努力は美徳としては認められるかもしれませんけど、成果を出さない限りは、A判定を与えられることはないってこと。。。そうすると、当然稼げるわけもない。


ビジネスでAを取るには?


じゃあ、どうすればビジネスでAは取れるのか、、、って質問がでてくると思います。要するに、成果を出すにはどうすればいいのか?ってことですが、その為には才能に強い関わりがある「強み」を活かせとリッチは言ってます。

ここでいう才能は先天的なもののことで、あなたが後から手に入れられるものではありません。でも、先に言っておくと、才能がある分野でビジネスをするのは大前提です。あなたの才能と関係のない分野でビジネスをするのは、正直言って苦痛を伴うだけなのでやめておいた方が良いですね。むしろ、あなたが今のビジネスで苦痛を感じているのなら、それは才能とは関係のない分野でビジネスをしている可能性もあるので、気をつけた方がいいかもしれません。
と、これ以上、才能について話すと脱線してしまいそうなので、もうひとつの要素に移ります。

才能は先天的でどうしようもないので置いておくとして、もうひとつの要素は、後天的なものになります。要するに、強みというのは先天的な才能と、後天的な何かで構成されてるってことですが、、、これがややこしい(笑)なぜなら、強みと一言に言っても、それがどういったものを表すのか、ちゃんと説明してくれてる人がいないから。。。あなたの強みを活かせと言う人は多いですが、結局のところ、その強みって何やねん、、、となることが多いと思います。


強みとは何なのか?


リッチの言葉を借りるなら、強みは才能に基づいた「あなたが既に獲得したもの」です。既に獲得したものだとするなら、恐らくそれは知識とか技術とか経験といったものが挙げられると思います。例えば、僕の場合はWeb制作に関する知識とか、顧客リサーチに関する技術とか、営業マンとしての経験が挙げられる。。。その中でも、「人」に関係している顧客リサーチの技術や営業マンとしての経験は、自分で感じないですが多くの人から強みだと指摘されることが多いですね。どうも、僕は人との関係性を構築する部分に才能があるようです。

要するに、あなたがこれまでのビジネスで身につけてきた、知識とか技術とか経験の中で、才能と関連しているものが強みに繋がる、、、と理解してもらえば良いと思います。

こんなことを言うと、自分が今までやってきたことが、強みになるなんて思えない、、、なんて声が聞こえてきそうですが、そんなことはありません。あなたにとっては今や当たり前のことだったとしても、あなたと同じように何年も何年も、その分野の知識や技術や経験を獲得し続けてる人は、あなたの周りには居るかもしれませんが、あなたの顧客となる人達の側には、そうそう居ません。あなたは、自分の業界に長く居過ぎるせいで麻痺してしまってるかもしれませんけどね。

つまり、才能を基に、あなたが既に獲得したもので、最大限の成果を獲得することを目指した時、あなたはビジネスでAを取ることができるようになるって話。

あなたは、努力さえすれば、いつかは報われると思って、ビジネスで苦痛を感じていたりはしませんか?
それなら、強みを活かして、Aを取ることができるビジネスをすることを目指すようにしてみてはいかがですか?

-中谷佳正-

PS.
あなたがビジネスでAを取ることができる、才能と強みの見つけ方については、リッチがビジネス・グロース・システムで解説していますよ。

kl

リッチシェフレン
リッチ・シェフレン

グーグル、ヤフー、マイクロソフトなど、大手インターネット関連企業へのコンサルティングを行うネットマーケティングの第一人者。ビジネス戦略の構築を得意とする起業家で、マーケティングの世界で巨人と言われているダン・ケネディ、ジェイ・エイブラハムたちとパートナーシップを取り、指導を行っている。そんな経歴からリッチはグルズ・グル(Guru’s Guru = 先生たちの先生)と呼ばれる。

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