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「稼げないたった1つの理由」

2016.8.4 | ,
リッチ・シェフレン
ナビゲーターの中谷です。

以前、クライアントと話をしていた時のこと。
そのクライアントは勉強熱心な人で、マーケティングについてもたくさん勉強をされてました。あれこれと学んだことを実践しようと努力されてたんですが、、、そんなに色々やっても稼げるようにはならないだろうなぁと思ったのが正直なところ。。。



なぜなら…


砂時計の容量を増やしても意味は無い


砂時計って分かりますよね?あの真ん中のくびれたガラスの容器の中に砂が入っていて、上から下に向かって砂が落ち切ると、規定通りの時間が過ぎたことが分かるというやつです、、、

stock

あなたに質問です。

例えば20分かかって砂が落ち切る砂時計があったとします。その砂時計を中の砂の量を変えずに10分で砂が落ち切るようにするにはどうしたら良いでしょうか?

はい。答えは簡単ですね?
ガラス容器の「くびれ部分」を太くすれば良いですね?要するに、砂が通る量を倍にしてあげれば20分かかっていたところが10分に短縮されるはずです。この「くびれ部分」のことを『ボトルネック』と言います。ウイスキーなんかを入れるボトルの細い部分、くびれた部分を首に見立ててボトルネックと言うようです。つまり、このボトルネックを改善すると砂の落ちるスピードが変わるってこと。。。

だから、例えばボトルネックの太さを変更せずに上下の容量を増やしたって意味はありませんね。結局、砂の落ちるスピードを制限しているのはくびれた部分ですし。。。ましてや、中の砂の量を増やしても意味はありません。余計に時間がかかるようになるだけです。


ボトルネック以外の改善は幻想


 

これがどういうことを意味してるかと言うと、ボトルネック以外を改善しても意味がないってことです。
例えば、砂時計をあなたのビジネスに見立てたとします。。。そこで、あなたが素晴らしい設備を入れたとします。インターネット上で動くシステムとか、工作の機械かもしれませんし、POSレジのようなものかもしれません。そこがボトルネックになっていたのなら意味はあるかもしれませんが、もしそうじゃなかったとしたら、、、その設備は砂時計の容量を増やしたのと同じことかもしれないってこと。。。どんなに素晴らしい設備を導入したとしても、あなたのビジネス全体で生産される成果物の量や収益そのものが増えることはありません。なぜなら、ボトルネックがそのままだからです。砂時計の落ちる砂の量が変わらないせいで、かかる時間に変化が生まれないのと同じですね。

同じように、あなたが成果物の量や収益を増やしたいからと人材を増やしたとします。その場合も同様で、そこがボトルネックじゃなかった場合は何の変化も生まれません。それは砂時計で言うところの砂の量を増やしたのと同じようなもの。。。つまり、逆に時間がかかるようになってしまったりとか、コストがかさむようになってしまうだけで、やっぱりビジネス全体が良くなることはありません。

結局、ボトルネック以外に設備をどんなに良くしようが、人材を増やそうが、何をしてもビジネスは良くはならない。。。それはつまり、稼げるようにはならないってのと同じですね。


今やろうとしてるのはボトルネックか?


だから、あなたに注意してもらいたいと思うのは、今あなたがやろうとしているマーケティングの施策は、本当にボトルネックに関係してることなのか?ってこと。。。あなたがもし優秀な起業家や経営者で、僕のクライアントと同じようにとても勉強熱心な人だったら、なおさら注意してもらいたいと思います。なぜなら、あなたは優秀過ぎるが故に、吸収した知識をスグにでも実践しようと試みてしまうんじゃないかと思うからです。

確かに、良いと思ったものをスグに行動に移すっていうのは悪くない習慣だと思います。でも、それはボトルネックに関係していることに限ります。しかも、あなたが手に入れた情報が、誰かのビジネスにとってはボトルネックだったかもしれないですけど、あなたのビジネスにとって今ボトルネックなのかと言われると、そうとは限らないことも多い。。。
そんな情報を真に受けて、少ないリソースを注ぎ込んでしまうと、、、稼げないのは当然ですね?砂時計のくびれ部分をどんなに良くしようと、落ちる砂のスピードが変わらないのと同じです。
逆に言うと、あなたが稼げるようになるかどうかは、ボトルネックの部分をどう扱うかに限られるってことでもあります。

あなたが本当にビジネスを良くしたいと思っているのなら、あなたのビジネスを制限している「くびれ部分」を見つけるようにしてください。
そして、そこに8割の力を集中するようにしましょう。
そうすれば、劇的な変化が起きることは間違いありませんね。

-中谷佳正

P.S.
ボトルネック以外の改善は、ただの幻想でしかないのはお分かりいただけたと思います。
だったら、どうやってボトルネックを見つけたら良いのか?それが分かるのがリッチのビジネス・グロース・システムです。手っ取り早くボトルネックを見つけられるようになりたいならオススメです。

4:4

 

リッチシェフレン
リッチ・シェフレン

グーグル、ヤフー、マイクロソフトなど、大手インターネット関連企業へのコンサルティングを行うネットマーケティングの第一人者。ビジネス戦略の構築を得意とする起業家で、マーケティングの世界で巨人と言われているダン・ケネディ、ジェイ・エイブラハムたちとパートナーシップを取り、指導を行っている。そんな経歴からリッチはグルズ・グル(Guru’s Guru = 先生たちの先生)と呼ばれる。

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