From:リッチ・シェフレン
否定しようがない真実をお教えしましょう。
「すべての成功は、何らかのプロセスの結果である」
もう1つ真実をお教えしましょう。信じるか信じないかはあなたの勝手です。
「あなたが実行することはすべて、何らかのプロセスである」
そして、あまりプロセスのように見えないことでも(実は、そう見えないことの場合は、とりわけ)プロセスなのです。何かを実行するためのあなたのプロセスは、行き当たりばったりかもしれません。非効率的かもしれません。まったく効果がないかもしれません。それでもそれはプロセスです。
また、人生のあらゆる局面において、今あなたが手にしていることはすべて、まさにあなたのプロセスの結果です。
・あなたのビジネスにおいて、十分にやるべきことが達成できていないのですか?それなら、自分のプロセスをチェックしてみてください。
・十分な収益を挙げていないのですか?それなら、自分のプロセスをチェックしてみてください。
・付き合う相手やかけがえのない人に出会えていないのですか?それなら、自分のプロセスをチェックしてみてください。
とにかく、すべてがプロセスなのです!
あなたの目に見えていないプロセス
問題は、あなたはそのプロセスに気がついていないということです。ここで、アインシュタインの言葉を紹介しましょう。「あなたの問題は、それを生んだ考え方と同じレベルで考えているうちは解決しない」
あなたのプロセスについてもこれと同じことが言えます。あなたはそう簡単には自分のプロセスを変えられません。なぜなら、あなたにはおそらく自分のプロセスが見えていないからです。あなたはまさに、認識していない多くのプロセスに取り囲まれて日々を過ごしています。ですからまず一歩下がって、意識的かつ客観的に、自分が実行しているプロセスのリストを作ることが必要です。
「自分のやっていることに厳しい目を向けて検討してください」これは非常に重要なことです。なぜなら、今あなたが目的地に向かう道を歩んでいくための推進力となるのは、あなたのプロセスに他ならないからです。
プロセスの新規作成に役立つ3つの質問
「あなたは今、何を達成しようとしていますか?」
あなたが達成したいと思っていることについて、明確な全体像を描いてください。できるだけ具体的に答えてください。あいまいな目標では、まず達成することは難しいでしょう。
「その目標を達成するためには、何を実現する必要があるでしょうか?」
その目標を達成するプロセスに含まれると思われるステップを、あなたが思いつく限りすべて書き出してください。そのリストが完成したら、すべてのステップをよく検討して「絶対に実現しなければいけないこと」「余分なこと」「まったく不要なこと」にそれぞれ分類してください。
「責任をもって実行する、と日々あなたが決めていることは何ですか?」
これは非常に重要です。あなたのプロセスに含めることにしたステップを実現させるにあたって、あなた自身が「責任をもって実行すること」を書き出してください。
1.あなたは、何を実行するつもりですか?
2.それをいつ実行するつもりですか?
3.それを実行するのに、どのくらいの時間をかけるのが適切だと思いますか?
それが済んだら、毎日の行動計画の中に、さきほど書き出した「責任をもって実行すること」を記入してください。
何度でも改善してトライし続ける
今このエクササイズをやったからといって、すぐにあなたの成功が保証されるわけではありません。有効なプロセスを作ることは、それ自体がプロセスだからです。
実際には、今後もいろいろな状況に合わせて微調整をしていく必要があります。どんな行動も、無からは始まりません。それに、あなたがとるあらゆる行動について、起こり得る結果をすべて予測することなど不可能です。あなたの行動には、常に「予期せぬ結果」がついてきます。そしてあなたは、そのような結果にも対処しなければならないのです。
ですから、まずは何か1つプロセスを書き出して、トライしてみてください。そのプロセスを実行できなかった場合には、うまくいかなかったステップを確認してください。そのプロセスのすべてのステップを書き出したリストに戻って、問題のステップをどうしたら改善できるかを考えてください。
そして、次のことをぜひ覚えておいてください。プロセスをないがしろにして、ただ最終目的地のことばかり考えているようでは、あなたが行きたいその目的地には、決してたどり着けないのです。
大きな利益とその向こう側へ
リッチ・シェフレン