今週のリッチ・シェフレンの名言をお届けします。
起業家の旅は、神話に出てくる英雄の旅と似ています。
そして英雄の旅は、未知の領域に足を踏み入れ、不確実性という現実の道を進むことがテーマです。あなたの今の仕事とか、何であれ大事な一歩を踏み出すのを妨げているものは、
安心という幻想だと言えるでしょう。
しかし、目標に向かって道を進むには、未知の領域に一歩踏み出す自信が必要です。その自信を持てず、未知の領域に一歩踏み出す気になれない人が本当に多いのです。そのことは、彼らの質問からも分かります。幸いなことに、私はQ&Aコールではその類の質問を受けたことがありません。
この手の質問にはいろいろなパターンがありますが、どれも本質的には同じです。「1日2?3時間、本当に集中して取り組んだとしたら、2ヵ月でどれくらい稼げるでしょうか?」。大体こういう感じの質問です。
この質問が求めている答えについて考えてみましょう。この質問は確実さを求めています。
つまり、この世に存在しないものを求めているということです。ウォール街のアナリストは公開企業の利益性を予測するのが仕事です。しかし、キャリアのすべてを捧げて分析に分析を重ねてきた彼らですら、概して言えば企業の利益性を正確に予測することはできないのです。
起業を始めた頃なら、さらに多くの不確定要素があります。つまり、これは正確に答えることが不可能な質問なのです。こういうことを堂々と声高に叫ぶ人がいます。自分に成功できるだけの能力があるかどうか自信がないから、あなたに任せたい、いい結果が出るように責任を持ってほしい。
もちろん、こんな考え方では起業家としては成功できません。不可能です。なぜなら、期待と業績を結びつけるのは、あなたの自信だからです。あなたの自信が期待と業績の橋渡しなのです。他の誰でもないあなた自身の期待が結果の良し悪しを決めるのです。
大きな利益とその向こう側へ、
リッチ・シェフレン