リッチ・シェフレン
ナビゲーターの中谷です。
先日。
通っているスポーツクラブに併設している温泉で、
40代後半くらいの男性二人組がが「うちの社長は何もしない」「経営陣は現場を俺たちに任せすぎだ・・・」と、ため息を付きながら社長の愚痴を言っているのを聞きました。僕はこのおじさんの温泉トークがとても好きで、いつも耳を傾けるのですが、、、それはさておきこういう時、いつも僕は何もやらない社長こそ本物の経営者ですよ。。。といつも心の中で思っています。
燃え尽きない為にもより少なく!
リッチが8ストラテジーのビデオで言ってた内容で分かりやすかったのが、「より多くではなく、より少なく」って言葉です。インターネットビジネスマニフェストに出ている、あなたを中心にしたユーダイアグラムの図があったと思いますが、多くの経営者が自分で色んなことをやり過ぎてます。経理もやって労務もやって、営業もやって実務もこなしてと、とにかく一生懸命に働いてる。。。それに対してリッチが「より多くではなく、より少なく」が理想だって注意を促してるんですが、、、それでも海外での話です。僕的には、海外の人のやり過ぎと言っても、大してやってないんじゃないかと思います。
何が言いたいかというと、日本人はそれどころじゃないぐらいやってるってこと。。。日本人は勤勉な民族だから。頑張って頑張ってとにかく一生懸命やってヘロヘロになるまでやってるのに、さらにそこから頑張ろうとしたり、頑張ろうとさせたりするのが日本人のマインドセットなんだとか。だから、経営者であっても、とにかく多くのことをこなそうと必死になってる。昔の僕もそうでしたが、より多くの仕事を求めて馬車馬のように働くって感じです。そんなことをずっと続けてたら、燃え尽きちゃいますね。何人かそんな社長を見てきましたし、僕自身も危なかった。。。僕の同級生も30代そこそこで上場企業の役員までなって、そのままうつ病に掛かりました、、、それからはちゃんと復帰しましたけどね。
なので、燃え尽きないようにするポイントを挙げるとすると、より多くではなく、より少なくっていうマインドセットが重要で、頑張るんじゃなくて、いかに頑張る必要のない状況を作り上げるかですね。
何を少なくするべきなのか?
もちろん仕事を少なくするんですが、仕事を少なくするってどういうこと?
というのを理解しないとなかなか前に進みませんね。
仕事をしてる時間じゃないの?って思われてるなら、仕事を少なくするってことと、仕事時間を短くするってことはイコールではありません。。。
リッチが言ってるのは、あなたがアレやコレやと色んな仕事に手を取られることやめると言う事を言っています。あなたが得意で利益になることに集中した方がいいと言ってるんですね。だから、仕事時間を短くするかどうかは別の話。むしろ、得意で利益になることに集中できるなら、仕事をすることに苦痛を感じなくなるはずなので、果てしなく長い時間仕事をすることができるようになるはず。創業初期段階の起業家として望ましいのはそういう状態ってことだと思います。
何もやらない社長の実態
それなら、冒頭で言った何もやらない社長って何なんだってことですが、何もやらない社長というのは、システムを構築したことでビジネスが円滑に回っている経営者のことです。自分が得意で利益になるところ以外は、アウトソーシングしてしまってる。アウトソーシングというのは、べつに会社の外部に委託してるって意味じゃなくて、責任を他人に任せているってことです。だから、自分が手を下す必要がありません。ほっといても仕事が回る状態を作り上げてしまっています。なので、従業員がやってるような仕事は一切やらない状態。だから、従業員から見ると何もやらないと見えてしまうってことだと思います。
つまり、「うちの社長は何もしない」と言ってたサラリーマンの会社の社長こそ、やり手の経営者である可能性が高いってことですね。
もちろん、そんな社長であっても実際に何もやってないわけではなくて、ファイナンスや数字のチェックをしてるはずで、正にビジネスを経営する経営者として働いてる可能性は高いですけど。
日本人はどうしても勤勉であることに美徳を感じる民族です。だから、より少なくとか、何もやらない、みたいなのを良しとしないところがあります。でも、実際には、仕事をより少なくし、何もやらないように見えるビジネスシステムを作り上げた社長ほど、優れた経営者なのは分かってもらえたんじゃないかと思います。この考え方ができるようになることが、あなたのビジネスを飛躍的に成長させる一歩になる可能性はとても高いですね。
中谷佳正
P.S.
今から最短で、あなたの仕事をより少なくし、ビジネスシステムを構築するノウハウを手に入れたいのなら、リッチの
ビジネス・グロース・システムです。戦略的にビジネスを飛躍させるための要素を理解することができます。