From:リッチ・シェフレン
先日、びっくりして目が覚めました。まだ夜が明けきらない朝の6時に、5歳になる娘のエヴァが、ある言葉を叫びながらベッドルームに駆け込んできたのです。
その言葉は、まるでNASAが発射したロケットみたいに、娘の口から飛び出しました。
「金曜日!今日は金曜日!!!」
なんとすばらしい言葉でしょう―金曜日。
学校に通っていた頃、やっと1週間が終わりに近づき、金曜日が来て、すごく嬉しかったときのことを覚えていませんか?
でも、残念なことに、この言葉に何も感じなくなってしまった起業家があまりにもたくさんいます。もっと残念なのは、私たち自身、毎日が忙しすぎて、あの特別な「今日は金曜日だ」という気持ちも失ってしまったことです。
それでも学校に通う子どもと同じように、自称「オフイスの中の奴隷」にも、どれだけ負担が大きくても、仕事が多くても、いつだって「金曜日」はあります。そういう人たちにとって、「金曜日」は、単なる曜日ではなく、人生や仕事に対する姿勢のことです。
・金曜日は、心配から解放される日
・金曜日は、楽しいことがある日(毎日何か楽しいことがあるべき)
・金曜日は、前向きになれる日
・金曜日は、すばらしい気分になれる日
このような姿勢を持てば、何曜日でも金曜日になり得ます。「金曜日」とは、勝利を意味する画期的な記念日ということです。「金曜日」とは、全力で多くの生産的な仕事をしながら走ってきてゴールを達成し「フィニッシュ」した後で、その疲労から回復し始める日のことです。
ときには、「金曜日」みたいなたった1つの言葉が、その日のあなたの姿勢を決定することもあるのです。
コーチングをする中で気がついたことがあります。それは、大半の起業家は、「この仕事/プロジェクトを終えたら一息つくぞ」という期待からくる特別な気持ちを、全く感じなくなっているということです。
まるで、ビジネスを経営するということが、「フィニッシュ」のない永遠に続くマラソンになってしまったかのようです。でも、ゴールのテープがなかったら、レースに勝ったことがどうやってわかるのですか。
あなたはどうですか。ネットビジネスを経営する起業家として、これまでに何回このような意味で「金曜日」を経験したことがありますか?
「金曜日」という言葉は、人生や仕事に対する姿勢のたとえです。もしあなたが、最近「今日は金曜日だ」という気持ちを感じなくなっているとしたら、これを機会に考えてみてください。きっと、あなたが人生やビジネスで前進する力になるはずです。
大きな利益とその向こう側へ
リッチ・シェフレン