From:リッチ・シェフレン
「邪魔するモノは、邪魔される者の目に映る」
これは以前、私が書いたあるレポートの中のキーポイントでした。そして、レポートを読んだ多くの人の心を打った言葉となりました。なぜ、そんなにも多くの人の心を打ったのでしょうか?少し考えてみましょう。
あなたが「これは自分のビジネスにとって重要だ」と考える情報(モノ)はあなたの「ビジネスのゴールの達成を邪魔するモノ」に過ぎないかもしれません。
問題なのは、その情報が重要なモノなのか、それとも邪魔するモノなのかの判断が、あなたが注意を向けるその時まで、あなたにはわからないということです。
つまり、あなたは邪魔するモノではないと確認するため、わざわざ注意を向けた結果、邪魔される者に自らなってしまっているということです。こんなバカげた話はありません。
しかし、それが意図することだったのです。自分達がそんなバカげた状況に陥っていることが皆わかったのでしょう。だから、それに気付いた多くの人が私の書いたレポートに心を動かされたのです。
「私たちの邪魔をするモノ」と「私たちの気を散らすモノ」の違い
さらに、これまで「私たちの邪魔をするモノ」と「私たちの気を散らすモノ」の違いについて、数えきれないくらい多くのメールをもらっています。
それは、この2つがビジネスの効率に密接に関係する問題だからでしょう。そこで、この2つの言葉に「辞書による定義の違い」があることはもちろん承知の上で、私が分析した結果を簡単に明かしたいと思います。
「私たちの邪魔をするモノ」は外部からやってきます。集中して取り組んでいたことや、連続してやっていたことが突然途切れます。それは思ってもみなかったことが「突然ポンっと現れる」ことで起きます。そのせいであなたは注意を逸らされます。
例えばあなたは自分のデスクに向かって、コピーライティングの仕事をしていたとしましょう。とても集中力を必要とする、邪魔のされたくない仕事です。
そんな時、急に従業員の誰かがあなたの名前を呼ぶのです。Facebookの新着情報の通知やLINEのメッセージの着信、「ユー・ガット・メール!」的なメールのアラートがあなたの注意を惹こうとしてきます。携帯電話が鳴るならまだしも、頭に雨漏りの水滴が降ってきたり、ボーリングのボールが膝に落ちてくるとか、そういうことです。
つまり、邪魔をされるということは、「集中している物事から、別の物事に注意を逸らされる」ことを示しているのです。
これに対して「私たちの気を散らすモノ」は自分の内部からやってきます。自分で自分の注意を逸らしているのです。それは外部からやってくるのではなく、自ら飛び込んでいくのです。
例えばあなたが重要なビジネスミーティングの席についていたとします。するとあなたはふとランチは何にしようかなどと考え出します。何気なく窓を見て、じっと空を飛んでいる鳥を目で追ってしまいます。あるいは、そういえばガスの元栓は閉め忘れていないだろうか、などとソワソワしだします。
このように「私たちの気を散らすモノ」の根底には、私たちの中にかすかにある何かが原因としてあります。それは、害のない「ホワイトノイズ(気にならないもの)」のように感じるかもしれませんが、結構どころか文字通り気が散るモノなのです。
あなたの仕事を中断する2つの原因の正体とは?
そして、私たちの職場において「私たちの邪魔をするモノ」と「私たちの気を散らすモノ」は、私たちの仕事を中断させるという1つの目的を達成しています。つまり、この2つのせいで私たちはゴールの達成までのコースを外れてしまうのです。
あなたは気付いていないかもしれませんが、「弾むボールの後を追いかけて行く」度に、あなたのビジネスにおけるゴールの達成が脇に追いやられてしまっているのです。
自分の経営するビジネスにおいて必要な「ビッグなやるべきこと」に集中していた注意を逸らされる(この件については、次の機会に詳しく話します)ことで、あなたのビジョンは曇り、メッセージは混乱し、決断は弱まり、決断するまでに時間がかかるようになっています。
あなたはまず、この事実を受け入れる必要があります。あなたはやらなくてもよいことに時間を取られすぎているのです。
次回は、あなたがもっとひどい状況に陥っている事実を伝えたいと思います。
リッチ・シェフレン
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