リッチ・シェフレン
ナビゲーターの中谷です。
リッチはインターネットビジネスマニフェストで、アウトタスキングとアウトソーシングについて語っています。あなたのビジネスがより大きな成果を出す為には、あなたがあなた以外の誰かと組む必要性があると言ってるのですが、、、
プロフェッショナルな個人とチームを組む
そこでリッチは、アウトソーシングはプロフェッショナルな個人とチームを組むということだと述べています。
でも、多くの経営者はこの意味を本質的に理解できていないと思います。だからこそ、「どうすれば、もっとも安くやってくれるだろうか?」と考えてしまうのではないですか?
そこで僕は自分の良く知るフィールドで、このことについて考えてみました。。。
サッカーゲームと同じ
あなたはテレビゲームなどのサッカーゲームをご存知ですか?もし詳しくないなら野球ゲームと置き換えていただいてもかまいませんが、僕はサッカーをやっていたので、サッカーを使わせてもらいます。
で、あなたがアウトソーシングでチームを組むということは、サッカーゲームでチームを作るのと同じことです。あなたは1プレイヤーであるのと同時に、監督でもあり、オーナーでもあるということです。今、これを読んでいるあなたは、ほぼこの状態ではないかと思います。
つまり、チームの一員としてあなたの強みを発揮しながらも、チーム全体をマネージメントしつつ、さらにチームを組織することも行っているということです。
もっとも安いプレーヤーを入れるか?
そこで考えてみて欲しいと思います。今度はあなたがリアルにチームを作る上で、もっとも安く仕事をするプレーヤーを入れるのかということです。もちろん予算があるのはわかっています。ですが、あなたがサッカーをするのなら、あなたはこう考えませんか?
もっとも最高のプレーヤーを!
違いますか?このポイントが、まずほとんどの経営者が間違っていることだと思います。あなたがもしこの指摘に当てはまるのなら、こういうことです。
あなたはDF(ディフェンダー)を、もっとも安くしてくれる人を探している。
でも、正しくはこうです。
あなたのチームで、もっともうまくDFをしてくれる人を探す。
あなたが野球の方がわかりやすいなら、DFをセカンドだと思って考えてください、セカンドがDFの役割かはちょっと分からないですが(笑)
要は、結果にフォーカスした時、アウトソーシングで重要なのは価格ではなく技術や能力だということです。逆に言えば、チームのプレーヤーに対して技術や能力にフォーカスせずに、価格にフォーカスしている経営者が、成功から遠いということでもあります
どうせならクリスチアーノ・ロナウドが欲しい!
では、あなたが1プレーヤーとして一緒にチームでプレーするなら、あなたは誰とプレーしたいですか?
僕ならロナウドと同じチームを組みたいですね(笑)ヨーロッパリーグの年間最優秀選手賞を3度受賞している、世界のトッププレーヤーの一人です。ポジションはFW(フォワード)で攻撃の選手。
どうして、ロナウドと組みたいかというと、僕はDFが得意なタイプなのでFWを任せることができるからです。そして、たぶんちょっとやそっとのチームを相手にするぐらいなら、ロナウドがいるだけでも十分だと思えるからです。
チームメンバーはあなたを必要としない
そして、この点が大事です。
本当のチームとは、あなたを必要としません。
僕は起業して数年間の間に、僕の指示を形にしてくれるスタッフを採用してそういう組織で会社を運営していました。しかし、それでは自分が居なければ会社は回らなくなってしまったのです。
僕が病気で倒れたり、怪我で入院してしまえば途端になくなる会社です・・・そして自分しか利益が教授されない会社に
チームがあなたを必要としないという考え方は
あなたには初めての感覚かもしれません
えっ?と、思われたかもしれません。。。
誤解のないように言いますが、連携を取る場合には間違いなくあなたの存在が必要です。
でも、例えば僕がボールをパスして前線に送ったとして、ボールをロナウドがドリブルでゴール前に持ち込んだ時、その時点でロナウドが僕を必要とするのかと言われれば、そんなことはないと思います。
その時に必要なのは「個」の力です。サッカー日本代表の本田圭佑が熱く語っていた、個人の技術や能力ではないですか?ドリブルでゴール前まで持ち込んだなら、後はゴールを入れるかどうかはFWの選手次第だということです。
つまり、ビジネスも同様でパスをしてボールを渡したら、後は個人がプロフェッショナルとして処理をしてくれる。これがアウトソーシングにおける、チームということです。
前線は前線で処理する
同じように問題解決など、その場で必要な対応はポジション毎に行われるはずです。
例えば僕はDFの選手なのでゴール前のことならその場で処理することもできます。でも、前線、つまりFWや攻撃的なMF(中盤)の選手同士の連携に関しては、そっちでやってくれよと思います。
前線は前線の選手同士で処理を行うのがプロというものではないですか?
それともFWであるロナウドがいちいち僕のところまでやってきて、次はどうしたら良いか?なんて聞かないですよね?(笑)
でも、ビジネスではそんなプレーヤーをあなたはチームに入れているかもしれません。いちいちあなたに聞きにやってくる。そんなプレーヤーは、例えもっとも安く仕事をしてくれたとしても、プロフェッショナルとしては失格ですし、そんなことをしてたらアウトソーシングとは言えないのではないですか?
さらに、あなたが監督としてのポジションだったらどうでしょうか?
よく日本代表の監督はインタビューでこんなことを言っています。
選手が自分達で考えて動けるチームを作る。
まさにチームとはそういうものです。
というより、、、自分達で考えて動けない選手の集合体はチームとは言えません。
あなたのチームが毎回あなたの指示を必要とすると思うとゾっとしませんか?あなたは監督であれば、選手と同じピッチには立てません。ということは、どんなに伝えたいことがあったとしても、あなたはスグ側まで寄って行くことができないということです。
一度ゲームが始まってしまえば、ゴールを決めた後やハーフタイムの間など、限定的なタイミングでしかコミュニケーションは取れないのです。だからこそ、チームのメンバーは各々で問題解決や結果の達成の為に自立して行動してもらわなければ困るのです。
共通の目的
最後に理解しておく必要があるのは、共通の目的を共有するということです。サッカーにはルールがあります。そのルールに則ってゴールを決めれば、点が入るということが決まっています。さらに、相手よりもより多くの点を取れば勝利するということも決まっています。そして、何よりチームのメンバーは勝利することが目的であると共通して認識しています。
ただ、ビジネスにおけるチームでは、これができていないことがほとんどです。サッカーでは既に仕組みが出来上がっているので、放っておいても成立しますが、ビジネスではそうはいきません。
つまり、チームが守るべきルールはサッカーとは違い、あなたが設定する必要があります。そのルールに従って、何をすればゴールを決めたことになるのか、評価する基準になるのかということも、あなたが決める必要がある場合がほとんどでしょう。さらに、どんな結果が出れば競合に打ち勝ったと言えるのかも設定しなければいけませんし、何よりチームのメンバー全員に共有してもらえるように働きかける必要があります。
アウトソーシングをして、チームを作るということは、こういうことだと思います。
あなたのビジネスのチームは、サッカーチームと同じようにプロフェッショナルな個人とチームを組んで作られていますか?
PS.
最高のチームを作るためにもまずはこれでビジネスの設計図を構築してみましょう。
https://www.strategicprofits.jp/spbp/video/
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