今日は、なぜ人はやるべきことを先延ばしにしてしまうのかついてお話します。
きっとあなたもそんな経験があるのではないでしょうか?
その時あなたはどんな状況でしたか?何が原因でそうなってしまったのでしょうか?
私が思うにその原因のひとつは、誰かに仕事を任せようとせず、全てを自分でやろうとしていることが上げられるのではないでしょうか。
全てを自分でやるということは、その中でも得意なもの、不得意なものがあると思います。そうすると、自分の得意なことはなんなく進めることができても、苦手なことはなかなか思うように進めることができず、結局後回しになったりしてしまうのです、、。
そのせいで出来もしないことを約束してしまったり、予測を低く設定しすぎてしまうといったことが起きてしまうのです。
私の場合、プロジェクトを前にしたら、まず済ませる必要のある、様々なことについて考え、これらすべてを細分化する、つまりタスクとして小分けにするということをします。こうすることでプロジェクトの見通しが良くなり、着手することがずっと簡単になります。
しかしほとんどの人はそうではなく、全体像が見えていないため、あまりにも多くのことを自分一人で抱え込み、マルチタスクになっているのです。多くの人がこうなってしまう理由は、特定のプロジェクトに取り組むための明確な基準がないからです。
そこで、プロジェクトに取り掛かる時に最初に行うべき3つの質問をお話します。
まず最初の質問は”done”「済ませる・完了する」の意味は何か?
あなたにとってそれはどんな意味ですか?これをして何を得ようとしているのでしょうか?そしてそれが完了したとき、何が起こるのでしょう?
そして次に、”doing”「進める」とはどういうことか?
「進める」とは、完了するためのタスクです。このプロジェクトは自分の目標とどのように関係し、その目標に最短、最速で到達するには、どのように進めることが一番良いのか?と考えることが重要なポイントなのです。
そしてプロジェクトが大成功に終わるとは、どんな状態のことですか?
大成功したかどうかを、なにで判断できますか?
これを自分自身で明確にし、定義することができれば、人に任せることがずっと簡単になっていることに気づくでしょう。
さらに、あなたはそこに至る過程を評価できるようになります。自分だけでなくチームで完了したプロジェクトに今までに感じたことがないほどの充足感を得ることができるようになるのです。
誰でも使える時間、エネルギー、努力、リソース、お金は限られていますから、全てを自分でやることは不可能だということに早く気づかなければなりません。
今日私がした質問の答えを、導き出すことができれば、あなたはより早くビジネスを成長させ、理想の人生を歩む第一歩を踏み出すことができるようになるでしょう。
ぜひ一度ゆっくり考えてみてください。
大きな利益とその向こう側へ
リッチ・シェフレン