マーケティングのイベントに行った時のことです。
私は運良く自分のことを知らない人を見つけたら、自分が誰かは言わずに、その場にいる参加者に話しかけることにしています。
そして、たいてい、なぜイベントに来たのかと尋ねます。そうすると、ほとんどの場合、具体的な答えは出てきません。次に、何を学んで帰りたいのかと尋ねてみても、明確な答えを得ることはありません。
多くの起業家は、何かが自分のビジネスに欠けていると感じつつ、自分には何が足りず、何を必要としているかを明確にしようとはせずイベントに参加しているのです。
そのような人たちは、講師が誰であれ、自分に欠けているものを、その人が与えてくれることを望んでいるのです。
自分が何を探しているかをわかっていないのに、必要としている何かを提供する責任を、どうしてほかの人に負わせたりできるのでしょうか。
自分のビジネスに欠けているものは何なのか、それを明確にできていない間は、どんな有益な情報や知識を与えられても、それを活かすことはできないでしょう。
この話を聞いてあなたも思い当たるところがあるでしょうか?
もしそうであれば、今日はなぜあなたが行き詰まっているのか、あるいは、なぜビジネスが望み通りにうまくいかないのか、ビジネスを改善するには何を変えなければならないかを、自分自身で理解する、良い方法を紹介したいと思います。
まず始めに、今あなたのビジネスにおいての当たり前は、必ずしも正しいとは限らないということを知る必要があります。それを気づかないばかりに、行き詰まってしまっている起業家が多いのです。
そして、自分のビジネスの前提を改めて認識し、それが正しいのか正しくないのか知るのにとても効果的な方法があります。
それはランニングリーンキャンバス(runningleancanvas)です。
このキャンバスには、左側に課題の欄があり、右側に顧客セグメントの欄、真ん中に独自の価値提案の欄があり、そのほかにもたくさんの欄があります。
これを活用し、あなたがすでに解決したと思っている課題や、現段階で持っている課題やその解決策などを書き出すことをおすすめします。
それによって、現在のビジネスモデルがどのようなものか、そしてそのビジネスモデルとの関連でどんな前提を置いているかを明確にし、これにより、ビジネスモデルに磨きをかけ、このモデルがあなたにとって有効なものなのかを確認することができます。
今まで、そんな重要ではないと思っていたものが、実は、あなたのビジネスの成長を阻む要因になっていたということに気づくかもしれません。
反対に、リーンキャンバスの欄を全て明確なもので埋めることができれば、あなたのビジネスモデルは成功する可能性が高いとも言えます。
ぜひ時間とって取り組んでみてください。
大きな利益とその向こう側へ
リッチ・シェフレン
PS.
それでもやっぱり一人ではなかなか難しい…。
そう思われる方は、このワークショップがオススメです。
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