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社長に時間ができない理由

2019.4.3 | 

リッチ・シェフレン
ナビゲーターの中谷です。

いやー。新元号が決まりましたね・・・「令和」それに関する知識も見聞も持ち合わせていないので何もコメントはないのですが(笑)新しい時代の幕開けという雰囲気なのでこれからもコツコツやっていきたいなと、、、

コツコツとやっていく中で「時間がない」という悩みは多くの経営者が抱えるものなのかなと思っているのですが、これをなんとかしたいと思っているのにできないジレンマに陥っているみたいですね。。。なので今日はそこのところを話してみたいなと。

どちらの事業を優先すればいいですか?

時間がないという問題を解消する話をする前に、ちょっと最近いただいた質問に対する自分で答えたことなのですが・・・自分で言っときながら「なるほどな」となったものがあるので先にシェアさせてください(笑)

リッチのビジネスの仕組み化に関するグループコーチングを行っている時にいただいた質問で「情熱も利益の額もほとんど変わらない2つの事業をしているのですがどちらの事業を優先すればいいですか?」という質問をいただきました。リッチがいつも言うように自分が情熱の持てる事業をするというのは非常に大事なことです。とはいえ、その人にとってはやっている事業のどちらも思い入れがあったようで、だとしたら次に来るのが利益ってことなんですがこちらもあまり変わらないらしい。。。

じゃあどっち?ってなった時に僕の口から出たのは・・・
「仕組み化したいならリストが取りやすい方が良いですよ。」

仕組み化したいならリストが取りやすい方

リストが取りやすいというのは、新規顧客を獲得するための見込み客リストが簡単に手に入るっていう意味だったり、あるいは実際に新規顧客として顧客リストが手に入りやすいって意味。

まぁこれはよくある話の例えなんですけど、新しく起業する人って妄想の話をする人が多いのですが、、、例えば、「プロアスリート向けにやったら良いと思うんです」とか「芸能人専門でいければ」とか「超富裕層をターゲットにしたいですね」みたいなことを言ってくる。で、「どうやってその人達にアクセスするんですか?」「その人達と何か繋がりがあるんですか?」と聞くと、、、「いや、それは、ゴニョゴニョ」って感じ(笑)そういうのはリストが取りやすいとは言いませんし、現実的に考えて難しい場合がほとんどですね。

話を戻すと、リストが取りやすいっていうのはそうではなく、何かしら方法が確立されていて見込み客のリストであったり新規顧客として顧客リストに入れることのできる人たちが多いっていう状態のことですね。だから、どちらの事業を優先するかって話が出てた人の場合は、より簡単に多くの人を顧客にできそうな方を優先すれば良いよねって話でした。。。

リストの獲得が社長に依存している

何の関係もなくこんな話をするわけがなくて、このリストを取るという要素が社長に依存している場合、冒頭の「時間がない」という問題が起きる可能性が高い。

もっとわかりやすい言い方をすると、仕事を取ってくる営業的な業務が社長の豪腕によるものだったりすると、、、いつまでも従業員に代わりは務まりませんなってことです。よく「俺がいないとダメだ」みたいなことを言う経営者がいますが、それはある意味正しい解釈で社長が仕事を取ってきてるんだから社長がいなくなったら仕事が回らなくなるのは当たり前でしょって話ですね

経営者の人が自分の分身が欲しいと言ったりしますけど、まず無理です。ありえないですね。なぜなら、社長と同じだけの経験とか技術とかあるいは知識を持った人なんてそうそういないから社長のポジションにいるわけで、もしそこら辺にいてたとしたら奇跡です。つまり従業員に自分と同じ働きを期待するってこと自体が無理のある話で、もし同じ働きができてしまうんだとしたら、とっくの昔に社長と同じように独立して自分で会社でもやってんじゃないのと。。。

だから、リストの獲得が社長に依存している限り、社長の仕事を引き継いでくれる人間はいないので、ずーっと「時間がない」のが続くわけです。。。

リスト獲得を仕組み化する

そこで重要になるのは社長が行ってきた仕事を取ってくるという業務、リスト獲得というのを仕組み化することがポイントになります。

僕の専門はどちらかというとウェブの方なので、その仕組み化はオンラインでやるのが良いんじゃないと言いたいところですが、実際にはオンラインじゃなくてオフラインで行うのでも良いかと。それは例えば封書によるDMだったり、チラシのポスティングだったり、FAXDMなんてのを使っても良いですね。

何にせよ大事なのは社長がこれまで豪腕で取ってきてた部分を従業員に任せられる仕組みにするというのが大事で、それは今までの社長のやり方とは違う方法になると思います。もちろん、社長の経験や技術もしくは知識というのはセールスコピーやセールストークのような形で引き継がれるのですが、形を変える必要があるっていうのが仕組み化のポイントですね。

逆に言うと社長のやり方をそのまま部下に教えてなんとかしようとしている間は、結局のところ仕組み化ができているとは言い難いので「時間がない」を繰り返すことになると思います。
もし自分のやり方を部下に教えてるのに一向にできるようにならなくて困っているのなら、やり方を変えて仕組み化する方に舵を切った方が良いですね。

P.S.
ビジネスを再構築するということは、社長のやり方を元に再構築して従業員に任せられる環境を作るという意味でもあります。再構築を手っ取り早くするためのノウハウもあるので、よかったら聞きに来てください。

中谷 佳正
中谷 佳正

リッチ・シェフレン ナビゲーター。スタッフ1人あたり約2,000万円の利益実績を持つ、高収益のHP制作会社:(有)WINKSを11年間無借金で経営。リッチの戦略を自社で実践し、成果を出したことから、日本におけるナビゲーターに就任。ビジネス戦略コーチとしても、某上場企業に対して約4時間で80万円のフィーをチャージするなど、今まで690社以上にアドバイスを行い、92%以上の改善率を達成してきたエキスパートである。

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