リッチ・シェフレン
ナビゲーターの中谷です。
先日、電車に乗っているとお母さんと小学生くらいの女の子が乗車してきたのですが、どうも女の子がご機嫌ナナメ(笑)しばらく話を立ち聴きしていると、どうもテストの点が良くなくてお母さんに怒られていたようです。可愛いなと思いながらも本当にそれでいいのかな?と思ったので、それに関連したビジネスでの出来事をお伝えできればと。
例えば、入ってきたばかりの社員さんや慣れていないアルバイトの方がミスをすることが日常的にあると思いますが・・・まあ、新入社員さんだけじゃないですけど(笑)
従業員がミスをした時に叱りつけていたりしませんか?もちろん指導するという意味では悪くないと思いますが、、、最近はパワハラって言われたりもするので注意してください(笑)
まぁ、とはいえミスを指摘して叱りつけて長時間説教をした挙げ句にこんな状況で終わらせていたりしませんか?
従業員「はい!次からは注意します!」
あなた「おう、注意しろよ。」
従業員「はい!今度は頑張ります!」
あなた「おう、頑張れよ。」
従業員「はい!もっと気をつけます!」
あなた「おう、気をつけーや。」
長い時間説教してストレスを発散したからか、いい顔で素敵な社長を演じてる気になってるかもしれませんけど、それ全然イケてませんからね。。。
何がイケてないかというと、従業員がミスをしたことに対して叱りつけるというのは、ミスの原因を人に依存しているということでもあります。ですがリッチも言ってますが、仕事におけるミスは人にではなくてシステムに原因があると捉えないといけません。
人がミスをしたのであれば、それはシステムが不完全だからであり、システムを改善しなければ解決しないわけです。それなのに、何度も何度も同じミスをする従業員に対して「またか・・・」とうんざりしながら叱りつける。。。そんなことをしてるとするなら「いや、社長のお前がなんとかせーよ」って言われても仕方がないこと。
つまり、人がミスをし続ける原因をシステム上で解決しようとしていない、あなたの問題解決の能力のなさが問題です。。。いや、もちろん本質的なことを言えば、そういう発想がなかったというだけかもしれないので、あなたに能力がないというわけではないと思うのですが(笑)
どこぞの上場企業とかを経営している人の本なんかを読んだりして、人を教育する重要性を理解した気になって、社内の従業員を育てようとする。。。正直に言って、中小企業でそんなことをしてたら体力が持ちません。もちろん、教育が不要だって話をしてるわけじゃないんですけど、従業員をなんとか教育して使えるようにしてやろうなんて考えているようであれば考えを改めた方がいいかもしれません。
ぶっちゃけたところ、リッチが言うには僕たちのような中小企業の社長がビジネスを成長させるのに選択できる方法は大きくわけて3つしかありません。
・システムを用意する
・優秀な人材を雇う
・アウトソーシングする
です。
優秀な人材を雇うというのは簡単なことではないし、時間もかかることなのでなかなか手をつけるのは難しいでしょう。同じく優秀なアウトソーシング先を見つけるというのも、なかなか骨の折れる仕事です。
そうなってくると社長が積極的にできるのはシステムを用意するという仕事ですね。もしすでに何らかのシステムがあって従業員が動いているなら、システムを改善するのがあなたの仕事です。ミスをし続ける従業員がいるなら、その従業員がミスをしなくて済むシステムを生み出すことこそ、あなたの仕事。だから、従業員がミスをしたことを叱りつけているなんてナンセンス!な訳ですね。
注意するとか、頑張るとか、気をつけるなんていうのは人に依存していて、とても曖昧な感覚です。というか、きっと従業員も注意してただろうし、頑張っていただろうし、気をつけていたんじゃないかと。それでもミスをしてしまう。それが人間ですし、そういうミスが繰り返されるのを放置しているのが問題です。あなたも何回も経験していると思いますけど、従業員に気をつけろって言ったって、また同じことをするんですよ(笑)
だったら、精神衛生上も、あなたにとっても従業員にとっても、同じミスをしなくて済む人に依存しないシステムを作った方がいいですよね?
もし、あなたがミスをした従業員に対して「気をつけろよ」で終わらせてしまっているようであれば、それこそ気をつけてください(笑)あなたがやらなければいけないのは、同じミスが二度とおこらないようにシステムを構築することが一番いいですよ。
P.S.
従業員のミスにイライラしなくて済むようになりたいのであれば、同じ失敗ばかり繰り返す従業員に悩まされているのであれば、システムを構築することでその心配はなくなります。よかったら一緒にシステム構築をしませんか?
【STRATEGIC PROFITS】の最新記事をお届けします